猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

グルメと清貧と

今日の日曜日、フジテレビ「フルタチさん」(なんと2時間番組)で、
そのコンテンツに「グルメ王渡部が語る!本当に1番ウマい店は?」というのもあった。
私めダイエットのため!?室内ウォーキングエアロビもどきをしながら見ていたのだが
渡部さん、一番は選べないと言いながらも、番組スタッフに請われ倒されて選んだのが
ゆうじ」・・最後の晩餐はこれでいいと。
グルメとかいうの、全くわからないんだけど・・・・ふ〜〜ん〜〜・・とみていた。
グルメと真逆の、箪食瓢飲(たんしひょういん)という四字熟語があり、
「清貧に甘んじること。僅かな飲食物。」(漢検四字熟語辞典)
「簡素な飲食物で暮すこと。貧しい生活に安んずること。」(広辞苑)
出典は[論語]で

子曰、賢哉回也、一箪食、一瓢飲、在陋巷、人不堪其憂、回也不改其楽、賢哉回也。

(子曰く、賢なるかな回や、一箪(いったん)の食(し)、一瓢(いっぴょう)の飲、陋巷(ろうこう)に在り。
人はその憂いに堪えず、回はその楽しみを改めず。賢なるかな回や。)
回は孔子最愛の弟子だが、そのあまりに清く貧しい生活のせいで、早く(41歳で)死んだとも言われる。
それはともかく、酒見賢一で孔子・顔回を読むのもいいかもしれない
なにしろ饕餮がでてくるSF!?
ちなみに「子は怪力乱神を語らず」という、
これ「かいりょくらんしん」ということになっているが
私には「かいりきらんしん」のほうが、なじみがある読みだ
一海友義さんも漢検四字熟語辞典もその読みだが、なぜかネットをみると「かいりょくらんしん」が優勢になっている
なぜなんだろうな〜〜

陋巷に在り1―儒の巻―(新潮文庫)

陋巷に在り1―儒の巻―(新潮文庫)