猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

一巣一枝の楽しみ

今日は一日雨のようだ・・
<<<<生きることを楽しむというテーマ>>>(アドベント・・クリスマスまであと10日)

「偃鼠(えんそ=もぐら)河に飲むも満腹に過ぎず」(飲河満腹)というのだが(「荘子」逍遥遊)
その語の前に「鷦鷯(しょうりょう=みそさざい)深林に巣くうも一枝に過ぎず」という語句があり、成語になると、巣林一枝・・
昔は、分相応にあれ、などと言われると、(-_-;)どうかと思ったが(頭を押さえつけられうような反感を感じる)、今は、その分相応なるものの中の、配分・あり方を考えたりする・・
「限った方が中が広がる」のだという逆説を聞いたのも、ちょっと昔になっている。
どうなんだろう、こんな語を見ていた
四字熟語辞典の方では、一巣一枝の楽しみ、という形では出てこないのだが、『成語林』にはある
というと
益者三楽(えきしゃさんごう)とは?
ちなみにここでの読みは、さんらくでなく→さんごうが正解。「楽」は漢音で「ごう」と読む。
単に楽しみ・喜びという意味でなく、「好み望むもの」という意味であるらしい。
([漢語林]での、「君子の三楽(さんらく)」との使い分けの説明、
大辞林 第三版の解説にも)
この訓の熟語としては「楽思」とかいて「ごうし」(恋い慕う)

1.礼儀や音楽を節度正しく行うこと(礼楽をほどよくわきまえること)
2.他人の善言や善行をみんなに話すこと(人の善をほめること)
3.賢友を多く持つこと(賢友の多いこと)
([論語]季氏)by『成語林』(カッコ内は[漢語林])
→う〜〜〜ん(あまり感心していない)

対語は、損者三楽(そんしゃさんごう)
損者三楽とは
1.贅沢を好んで節度を忘れること(驕楽)
2.遊惰を好んで善行から遠ざかること(佚遊)
3.酒色にふけって小人と交わること(宴楽)
([論語]季氏)原文はそんなに詳しく言ってませんよね。
→単に宴の楽しみというのに、→実に多言の解釈となっているのね・・・笑

おかしいぞ! 国語教科書: 古すぎる万葉集の読み方

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私の三楽

・・を決めようと思って、・・・しばし考えた
さんごう(望み)の方で
知るを楽しむエネルギー、映画を観る暗闇の存在、川沿いをゆっくり歩く余裕・・・かな〜?
浅いかな・・・っと

おまけ:「モーゼの奇跡」ポーチに笑った
「ノアの方舟」ポーチと「モーゼの奇跡」ポーチ - 妄想商品化道場 by YOU+MORE!(ユーモア)