猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

旅のページ

体調はかなりましになっていますが、雨でもあり、
ボランティアのランチミーティング(反省会)はおやすみで
今日もまだ休養モードで、旅のページを直したりしていました
http://flora.karakusamon.com/italy/roman.html

辻邦生さんの「美しい夏の行方」もまた読みました

美しい夏の行方―イタリア、シチリアの旅 (中公文庫)

美しい夏の行方―イタリア、シチリアの旅 (中公文庫)

「ゲーテがイタリアに来たのは、息苦しいワイマール公国の現実的職務と平凡すぎる日々の生活のなかで、精神的に完全に窒息していたからだった。このまま進んだら、詩人として息が絶えてしまう―そう思った時、衝動的に南の国へ彼は旅立ったのだ」

ここらへん、牧野宣彦さんは少し違うふうに言う(ほぼ同じだがもっと具体的に)

(ゲーテが旅立った理由)
シュタイン夫人との恋愛に行き詰まった(惜別の旅)
詩が書けなくなった(唯一の例外はイタリアへのあこがれを書いた詩「ミニヨン」だけであった。詩才と魂の再生のため 詩人の夢を追い続けようとの不動不抜の志で)
政治家として限界を感じた(鉱山の開発、道路の建設、土木工事などの指揮から、帰国後は文化面だけを担当)

ゲーテはワイマール公国一の高給取りで、旅行中も帰国後もその年収を貰い続けることができるように考えて用意周到準備した
イタリア紀行の冒頭の部分を読んでいると、ゲーテは唐突に旅行したように書かれているが、実はこの旅行はゲーテの冷静な計算の上に企てられた行為だった

http://myfootprint.up.seesaa.net/image/mignon.html

君よ知るや 南の国
そこにある わがすみか
広間あかるく 花の香みちる
「おまえは しあわせ?」
やさしく といかける ふるい胸像
はるかに はるかに
恋人よ 君といこうよ

(三木澄子 : 訳)

ラヴェンナにもいくつもりですが
このサイトが素敵 http://aprireweb.com/ravenna

「ラベンナの墓」イヴ・ボンヌフォワ(Yves Bonnefoy、1923-2016)

単純と華麗が支配し、時を越えて存在し続ける。 装飾紋様を刻まれた石棺も死という異次元のものと人間的な時間との交錯に他ならない

彼は昨年7月1日になくなって・・
著書の「世界神話大事典 」(金光仁三郎ほか共訳、大修館書店 2001年刊)
アマゾンさん「2016/10/13にこの商品を注文しました」っていってきます〜〜
これ、辞典フェチの自分の誕生祝いのつもりで買ったのですが、まだほとんど見ていない
何たるちゃ

世界神話大事典

世界神話大事典

  • 作者: イヴボンヌフォワ,金光仁三郎,大野一道,白井泰隆,安藤俊次,嶋野俊夫,持田明子
  • 出版社/メーカー: 大修館書店
  • 発売日: 2001/03/01
  • メディア: 大型本
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