いやこれまだだったんです
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『一六世紀文化革命』山本義隆著みすず書房
- 作者: 山本義隆
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: 単行本
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以下DELさんの話であったが、未済物件
上巻P.215のトルコカボチャの図、見てみていただけませんでしょうか。
この図に関して、著者山本氏は次のように述べていらっしゃいます。
===引用開始
そして第二には、標本個体の有する偶然性に固執したヴァイディツとは異なり、彼らはある特殊なものの生き写しではなく、属の真に特徴的な性質を表す形態を描き出そうとした。それはレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図が見たままの臓器の写生ではなく、再構成され理想化された図――「精密な想像」――であるのと同断である。フックスの書は植物図鑑の図版のあるべき姿を確定したと言えよう。もっとも、なかには花と実を同時につけたようなゆきすぎも見られる。(図3.13)===========引用終わり
で、この3・13の図がトルコカボチャなんです。山本氏は、花と実を同時につけて描いたのは行き過ぎだと書いてらっしゃいますが、わたし、この図をパッと見たとき、よくわからなかったんですよ。だって、カボチャとか、夏の間は花と実が両方ついてますよね。
問題のフックスの図でも、下から上に行くにつれて実が小さくなり、その先に花がついています。たしかに、下のほうにも花はありますが、これって脇芽のようなものでは?
つまり質問は、この図を見ていただき
1 普通ですけど?
2 へんです!
3 その他のいずれの感想をもたれるか、教えていただきたいんです。