風

昨日　秋の初風、などという、ノートを開いたついでですので
もう一つ二つ

さればよと　みるみる人の落ちぞ入る
多くの穴の　よにはありける

（西行　『聞書集』…大岡信　折々の歌　第９の２３）

うらうらと死なんずるなと思ひとけば
心のやがてさぞと答ふる

（西行『山家集』…大岡信　折々の歌　第６の８９）

「つまりはうららかな心で死のうということだな」と思い解いたところ、
心が（やがて＝）すぐに、「そうさ」と答えたというのである
思索者の内的対話が生き生きと詠まれている　西行の歌の魅力

今日は台風12号のための準備が必要ですね

朝からベランダの片づけを少々していました
マンションというのは、風の死角がある？
風の吹く方角により　影響のないところもあります
…
義母が今月中墓参りで田舎に行っているので、
義母の部屋の前の菊の鉢植えなども山と(^^ゞあるのですが、まだ横着しています

山家集 (岩波文庫 黄 23-1)

西行の思想―自意識と絶対知

西行 (新潮文庫)

西行花伝 (新潮文庫)