猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

タットーの話(シリーズ?)

谷川渥「芸術をめぐる言葉」(美術出版社)に

浮世絵が紙を離れて人間の皮膚に移ったのが日本の入れ墨であり、それは一種の芸術運動を意味している(「入れ墨と役者絵 」那須正勝(1976))

無数の点描による面の形成という比類のない行為に、刺青に特有の情念がまつわる。
色彩が限定される。基本的に二系統しかない。
墨の黒は皮膚に入れられると青色として現象する
青と朱との限定された色彩が絢爛たる図柄を構成する。
「くりから紋紋」をはじめとする入れ墨の図像史というものがある。
谷崎潤一郎は処女作「刺青」(1910)において、女の背面に女郎蜘蛛を蟠(わだかま)らせた。
蜘蛛は、蝦蟇とともに、わが国で吸血現象に関係する数少ない例外的存在である。男の血を吸う「魔性の動物」。それが女と一体化したとき「美」は完成する。
特権的に男のものであった刺青がいつ頃から女の皮膚に彫られることになったのか。「弁天小僧」あたりが象徴的な転換点になっているのかもしれない。

谷崎の処女作って「刺青」でしたか・・
◆ついでにHPにindex2.htmlというものを作って遊んでました
index.htmlに対してブラック・・・http://bymn.xsrv.jp/index2.html

それと検索です・・http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=6249

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