猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

「坐」について

土の上に二人座るという

 「坐という字は土の上にふたりの人がすわっている状態です。このふたりは、自分と、その自分を見つめるもう一人の自分というようにもかんがえられます」

論語「坐スルニハ、必ズ安ンジ、ナンジノ顔ヲマモレ」(ゆったりと坐り、ありのまままの顔つきで向かえ)
ちょっと白川静の字解を見てみました(以下抜き書き)

坐は土主(土地の神)の左右に人が座る形という。
土主の前に二人が座るのは裁判を受けるためで、当事者押して裁判の席に連なることを坐という。
それで他人の罪に連帯して処罰されることを連坐(連座)という
裁判は神社で行われたが、祖先の霊を祭る廟(みたまや)で行われることもあったので、
广(がん=廟の屋根の形)を加えて座となった
座は土地の神の前で裁判が行われうrことをいうことから、元神の座の意味であり、わが国では神や仏像などの数を数えるのに、一座、二座のようにいう
わが国の中世では、、寺院や神社などの保護を受けて活動した同業者の組合を座といいい、油座などがあった

そこで思い出したのだが、
エジプトのイシス女神は頭に椅子をのっけていますね
玉座です
あと、ギリシアのクレタの宮殿は、王宮でなく
座ってはならない椅子のある神殿であった、という(美術史家地球をいく 木村重信)
いや、座ってはならない、とは書いてありませんが、