猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

美の科学

「なぜ美人ばかりが得をするのか」 Nancy Etcoff著木村博江訳

Survival of the prettiest : The science of beauty, 1999.
原題Survival of Prettiestは、適者生存Survival of the Fittestのもじり

なぜ美人ばかりが得をするのか

なぜ美人ばかりが得をするのか

Survival of the Prettiest: The Science of Beauty

Survival of the Prettiest: The Science of Beauty

出版社/著者からの内容紹介
男の出世は身長で決まる?美人は管理職に向かない?豊富な実験データから、外見に左右される人の本性を探り、「やっぱり見た目」の嘘とホントを最新科学が解く。
内容(「BOOK」データベースより)
認知科学の最新研究と、進化心理学の知見をもとに、古代の美の定義から、男女の性戦略、育児の秘密、美容整形事情にいたるまで、広範なエピソードをまじえて美の本質に迫り、美しさの謎を解く画期的な本。

1688年にフランスの作家ジャン・ド・ラ・ブリュイェールは、
十三歳から二十二歳までは女、それも美しい娘になり、その後は男になりたい』という男女共通の願望について書いた。(p20)

1991年に、フェミニストのナオミ・ウルフは、何世紀にもわたる人々の意見を覆して、日は客観的・普遍的な実在ではないと発言した。(p13)

ダーウィンは十九世紀にビーグル号で航海を行った時、世界のいたるところで「身を飾る情熱」を発見した。それは「途方もない」犠牲や苦痛をおもなうことも多かった。(p16)

いかなる人間にも、三つの望みがある。健康であること、正直な手段で金持ちになること、そして美しくあること。
━プラトン━(1章「何が美しさを決めるのか」エピグラフ)

目次読書
1章 何が美しさを決めるのか
2章 美人は赤ん坊にでもわかる
3章 男は写真で女は履歴で相手を選ぶ
4章 人はなぜ髪と肌にこだわるのか
5章 顔は多くを物語る
6章 サイズが肝心
7章 ファッションの誘惑
8章 声、しぐさ、フェロモン
訳者あとがき



女性の「幼態保持」(ネオテニー)(p178)