猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

漱石の猫頭

漱石の「吾輩は猫である」の初版本の表紙画は中村不折のもので
猫の頭の人物が「威厳を持って」座っている図柄

近代文学館〈〔35〕〉吾輩ハ猫デアル―名著複刻全集 (1968年)

近代文学館〈〔35〕〉吾輩ハ猫デアル―名著複刻全集 (1968年)

内田百輭に贋作吾輩は猫である」というのがあるときいて
よもうとおもったら、内田百輭ボットにこういう出だしがあって、

どのくらいの時が過ぎたか、歳月が流れたか、変転極まりなき猫の目を閉じて甕の中に一睡した間の事は知らないが、気がついて甕の縁から這い上がり、先ず身ぶるいして、八萬八千八百八十本の毛についた雫を払い落とした。【贋作吾輩は猫である・第一】

なんだ。それだったらもう読んでいたな〜
 

贋作吾輩は猫である―内田百けん集成〈8〉   ちくま文庫

贋作吾輩は猫である―内田百けん集成〈8〉 ちくま文庫

あとは「漱石の夏休み」ですね

漱石の夏やすみ (ちくま文庫)

漱石の夏やすみ (ちくま文庫)