猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

復習〜のおすそわけ

大槻文彦の兄が校閲した新井白石の「東雅」
[語源辞書ともいえる]: 20巻目1巻.
植物のところです
[国立国会図書館近代ライブラリー]
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/993110
大槻の『言海』の前には、これしかなかった、という・・
その、江戸時代中期の新井白石の前は
平安時代中期の源順の『和名類聚抄』
それは中国の紀元前2〜3世紀の『爾雅』の影響でできたもの
『爾雅』は博物学書の性格を持つ辞書で、孔子が学ぶように教えた儒教の経典
Wikipediaには中国最古の類語辞典・語釈辞典とあるが
語義分類の辞書=義書
(中国の辞書には、義書、字書、韻書の3種類があった)
大槻と白石の間に漢学者狩谷棭斎?「和名類聚抄箋注」

本草学を植物学に
和算を数学にかえて葬った明治初期
国語学だけは言語学に変わらなかった・・
結局、言葉というのは思考であるから、・・・
そういうきっちりととりかえられる分野ではないということ?

「言葉の力を教える」のが国語の最重要課題であると、斎藤孝さんが『理想の国語教科書』のあとがきで書いておられた・・

とにかく復習復習(~_~;)