桐野 夏生/著:角川書店 2008年11月紫式部文学賞2009年受賞
新 世界の神話 叢書
海蛇の島の巫女の家に生まれた姉妹。姉は大巫女を継ぎ、島のために祈り続けた。妹は与えられた運命に逆らい、島の掟を自ら破った。16歳で死んだ妹は、黄泉の国の女神・イザナミと出逢う。
姉は使命を受容れ、
妹は宿命に逆らった。
濃厚な夜の闇、裏切りに満ちた孤島。
文庫本解説:原 武史
姉が陽で妹が陰に生きる運命とというのはともかく、16歳だったとはね・・
海蛇一族・・のイメージ
産卵に来る「ながなわ様」(黒字に黄色の縞の入った海蛇)を女たちが総出で、手づかみで撮り、籠におしこめて倉庫に入れる・・
この海蛇は二月近く生き、やっと死んだあとそれを浜で干して(美味なる食料として)他の島との交易に使う・・とある・・
あとエッセイ集のタイトルが
「白蛇教異端審問」(2005年1月 文藝春秋 / 2008年1月 文春文庫) -
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