猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

ロアルド・ダ―ルの執筆小屋

まだ読んでないのですが、2013年 - 紀伊國屋じんぶん大賞2013「大賞」
動きすぎてはいけない: ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』・・図書で借りました

そのあとの、ご著書『別のしかたで:ツイッター哲学』、書評が新聞・WEBでも目立ちます
私としてもそっちの方がお気楽に読めそうなのだが、読む本(読まねばならない参考文献)多いので
いかに読まずに済ませるかということもある・・、
AMAZONの書評に引用が出ていた・・ふ〜ん、確かに、用語は浅田彰系に感じられる
読んだ人を扇動する感じは嫌いじゃないです
https://twitter.com/masayachiba

「とくに、大学のゼミで、これは自分の勝手な解釈かもしれませんが、とか前置きを言う人がよくいる。即刻やめなさい。物書きとしてやっていくには、多少勝手な解釈でもそれに説得力をもたせるテクニックを鍛えなければならない。ゆえに、退路を断たなければならない」
「勉強が嫌い、というのは、自分を変えたくないということだと思う。そして勉強嫌いが多いのは、今の自分でまあいいかという人が多いからだろう。別人のように変わることは、恐ろしいことなのだろう。勉強することは、変身の恐ろしさのまっただ中にダイブすることだ」

いや、「ただの感想です」とか言いたくなったりって、よくある・・
しかし
ここにある自分の周り直径1メートルの空間でも自分を自由な人間にできないとしたら、
そんなのいやだぁ〜とは思う

話変わって、ロアルド・ダ―ルの執筆小屋に驚いた
約1.5メートル四方の小屋という?

こっちで見ると2.5メートル四方位の間違いじゃ?2〜3畳
(ちなみにもとの、1.5メートル四方というのはどこに出ていたのか失念した)

背もたれのついた、色あせた肘掛椅子に座る
両足を腰のあたりまですっぽりスリーピングバッグに入れ、
薪を詰め込んだ使い古しの旅行カバンの上にのせる
〔そのカバンは肘掛椅子にロープでくくりつけらている〕
板を3枚重ねて肘をのせられるようにした緑色の台を膝の上に置く
黄色い鉛筆6本、黄色のアメリカ製リーガル紙
電動鉛筆削りと、コーヒーを入れた赤い魔法瓶、消しゴムのカスを払うための洋服ブラシが必需品
キャネットと照明ランプと窓の外をみえなくするカーテンもある
(<ロアルド・ダール コレクション 別巻1>「ダールさんってどんな人?」クリス・ポーリング 1983著(2007 灰島かり訳)

@ロンドンから急行電車で40分(北西)グレート・ミセンデン村

朝10時から12時半仕事
ランチは毎日同じメニューで小エビとレタス2分の一個
昼休み後
4時から6時仕事

しかし、賞を取るほどの蘭の栽培をしたり
母屋の後期ジョージアン様式の建物([ジプシーハウス])には、チッペンデールの家具もあるみたいですね

大事なものの一つ:
根気。自分のしていることに専念し、決してあきらめないこと毎時間、毎日、毎週、毎月、それを持続していくこと
強靭な自制心。書く仕事は一人きり。