猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

「執筆は発汗であり、霊感ではない」byロアルド・ダール

興味津津のダールの執筆小屋ですが、
[「ダ」ったらダールだ!](評論社 2007)p139に例の手作り椅子机の
右手の机の写真があったので引用します。(柳瀬尚紀訳)

タイトルは宝物テーブル Treasure table 

他に
書き物板 Writing board

板を手ごろな大きさに切ったもので、それに緑色のベーズ(フェルトの一種)をかぶせ、紙をのせて書くのにしっくりする傾斜に固定した。
執筆小屋にあるもので定期的にほこりを掃除したのは、これだけで
鉛筆で書かれた言葉を消すたびにたまった行く消しゴムのかすは、古い洋服ブラシで払い落す。消しゴムのかすは床に落ちるが、これを掃除することは一度もなかった。

黄色い用箋 Yellow paper

ロアルド・ダールは全作品をアメリカ製の黄色い用箋に書いた。それをニューヨークから取り寄せていた。
たぶんそういうわけで、黄色が一番好きな色なのだろう。

ついで、黄色い鉛筆 Yellow Pensilsの項目があり、
用箋のリーガルパッドの他に、
鉛筆がわかりました・・

ロアルド・ダールはいつも鉛筆で原稿を書き、先端に消しゴムのついた非常に独特の黄色い鉛筆だけを使った━ディクソン・タイコンディロガ:1338.2-5/10、濃さは中ぐらい。
執筆にとりかかる前に、かならず6本の鉛筆を削ってかたわらのマグカップに立てておく。2時間たつと、またその6本を削った。

鉛筆の方も、アメリカの文具メーカー・DIXON(ディクソン)http://www.dixonusa.com/
アメリカで広く使用されているリーズナブルな消しゴム付き鉛筆「TICONDEROGA」
2.5 / F - (medium / fine)ですね、
[rakuten:auc-cocoena:10002057:detail]
[rakuten:auc-cocoena:10001754:detail]

「ダ」ったらダールだ! (ロアルド・ダールコレクション 別巻2)

「ダ」ったらダールだ! (ロアルド・ダールコレクション 別巻2)

  • 作者: ロアルドダール,ウェンディクーリング,クェンティンブレイク,Roald Dahl,Wendy Cooling,Quentin Blake,柳瀬尚紀
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2007/04/01
  • メディア: 単行本
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Xの項なんだけれど、白血病で亡くなった(1990年74歳)のは背中のX線治療のせいなのかな?(書いてない)
「ダールの一日」の項は、前回読んだ話とちょっと違いますね

ロアルド・ダールは非常に厳格な日課を守った。
ベッドで朝食を取り、郵便ポストを開く。アイディアが流れ出す間、執筆小屋で午前10時30分から正午まで、午後は4時から6時まで仕事をする。典型的ランチは、ジントニックを一杯やってから、ノルウェーエビにマヨネーズをそえたレタス、そしてデザートにはキットカット。(チョコレート)
かるくうたた寝をしてからティ―を入れた魔法瓶を抱えて執筆小屋に戻って仕事をする。6時きっかりに戻り、夕食の席に着く。

午前の時間が1時間減っているのと、コーヒーが出ていない(ティーになっている)ところが違う