猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

環境人類学

今日読んだ、朝日選書の「緑の世界史」クライブ・ポンティング著
憂鬱な本であった・・
20年前の、環境問題に「警鐘を鳴らす」という感じの本であるが、その言わんとするところは
ホモ・サピエンスと自称する人類の無知、無思慮、貪欲・・暴虐の歴史というわけで・・

人の起源は分子生物学や化石の研究から、後期中新世(1000万〜500万年前)に遡る可能性が高まった
現生人類の直接の祖先にあたるホモ・ハビリスは200万年前ごろ東アフリカに出現
そのうちの一群が100万年前にアフリカをでてユーラシア大陸に広がり、日本列島にも到達
大移動の最後の仕上げは紀元前1000年ごろ、太平洋の島々にまで拡散
農業の発明は約1万年前、工業の加速は200年前・・
農業の発祥前の人口400万人・・森林破壊と土壌浸食・・
地球の許容能力を無視して拡大した人間活動
エネルギーの大量消費と人工の爆発・・・

そういった話が上下2冊の長さで語られる

今日は夜「相棒」の2回目を見ましたけど
これも、校長が簡単に人を殺すとかいうのは、やめてほしいな・・

気分直しに別の本を読みたくなったので
養老孟司さんの「学問の格闘」へ〜〜