養老孟司の『身体巡礼 ドイツ・オーストリア・チェコ編』だけれど
図書なので、返す前に、もう一度目次読書をしたのだが
「21世紀には多くの人が穴居生活に戻った」(マンション住まい)というところに笑った
あと、日本の「共同体には会員権がある」というのにも笑った
・・死ぬとホトケになり→会員権喪失=自然に親しむというが、ヒトの自然は切断するという話
合理性・経済性で余計なものは消える世界で、未来都市の設計には、中心に墓場をおけというのが最後の話
それはそうと、社会と天才という話で、
19世紀は個人の能力を徹底的に評価する時代であった、
それは、科学は優れた個人の業績によって進歩するという思想で、ノーベル賞はそれであると・・・
「次第に天才という個人を信じなくなった」というのは、現代感覚ですね
しかるに、現在の認知科学でも天才の才能の研究は行われていて、
特異な能力の基礎には、認知的抑制の欠如があるという・・
この後の芋づる型読書としては、ほめていらっしゃる
内田樹「私家版・ユダヤ文化論」とか
中島義道「ヒトラーのウィーン」でしょうが、
そこまでいくかどうか、
この本にある、黒い聖母(馬杉宗夫著)の方に戻ろうと思います〜〜
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おまけ:
"LA Cathedral Black Madonna of Altötting statue" by Photo: Andreas Praefcke - Own work (own photograph). Licensed under Public domain via Wikimedia Commons.
http://campus.udayton.edu/mary/resources/blackm/blackm.html