[世界は文学でできている]のかどうか分かりませんが、この本で沼野充義氏が書いておられるように、
カノンcanon=正典=古典的作品の総体は不変ではない。
全体像を把握しきれないほど膨大な数の本がごちゃごちゃと積み重ねられてしまった現代だから、権威あるリストを想像することさえ難しい。新しい可能を目指さなければならない時代に差し掛かった。池澤夏樹さんが個人編集した世界文学全集は成功した例。
世界文学というのは一定の選びぬかれた作品のリストではなく、読み方の問題なのかもしれない。(byディヴィッド・ダムロッシュ)
現代の本の読み方は、自分の楽しみのため、自分の心のために読む。最初から与えられたリストに従って「これだけは読まなきゃ」と自分を縛りなが読むのではなく、読みたいものを夢中になって読んでいるうちに、次に読みたい本がまた出てきて、その結果、自分の視界が世界に向かって広がっていくというのが本当は一番いい。(P100)
そうなんですよね、それしかできないと思う
今年、クラッシック(=古典文学=ギリシアローマ文学のこと)読もうと思ったのですが
それはホメロスのことでした
http://classic.nekomegami.com/
これも、中途で終わっているので、年末年始に読みとおします!!(~_~;)
(&、早期に役割を減らす=[GL]退任予定)
- 作者: 沼野充義
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本を選ぶとは!?どういうこと
http://nekomegami.com/advent/2014/20141219.html
追記です
大学図書館で
『世界の小説大百科』ピーター・ボクスオール著という、分厚い本を発見し、どんなものか??と
借りてきました。その話はまた・・
- 作者: 別宮貞徳,ピーターボクスオール,Peter Boxall
- 出版社/メーカー: 柊風舎
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