『魔女の薬草箱』P109に出てくる
「アロンの杖]というのはつまり、
独逸語で「アーロンシュタープ」というサトイモ科の植物(Arum maculatum)
英語ではジャック・イン・ザ・プルピット(説教壇の中のジャック)
その他別名いろいろいろいろ・・
http://en.wikipedia.org/wiki/Arum_maculatum
日本版Wikipediaではサトイモ科テンナンショウ属(Arisaema)のページに、
「世界で約150種があり、日本では約30種ほどが見られる。 英語では Cobra lily や Jack-in-the-Pulpit の別名がある。」
ユキモチソウ 学名:Arisaema sikokianumとか
ムサシアブミ 学名:Arisaema ringens
ウラシマソウ 学名 Arisaema urashimaとかの仲間で
学名はArisaema serratumまたはArisaema triphyllumで
英名:Jack in the pulpit|Jack in the pulpit
=和名、マムシグサ でいいらしい
ところで
旧約聖書の「出エジプト記」によれば、イスラエル人がエジプトの地を出ようとしたが、ファラオは同意しなかった。
そこで、エホバの神はモーゼを通してアロンに魔法の杖を与え、ファラオと戦わせた。ファラオ側も呪術師を呼び寄せ、アロンに対抗させた。
こうしてすさまじい魔法合戦が始まる。アロンの杖は次々と恐ろしい技を披露する。杖を投げるとそれは蛇に変じ、杖でナイル川の水を打つと魚は死に、水は臭くて飲めなくなり、血に代わる。
さらに、カエル、ブヨ、アブ、イナゴの大群、そして膿の出る腫れ物、雹、疫病、闇をもつくりだす。
次々と魔法の力を見せたアロンの魔法の杖だが、これを用いても結局はファラオを同意させることはできなかった。
最後に彼を屈伏させたのは、エホバの神自身だった。神は自分が杖そのものであるかのように、エジプトの民を打ち砕くのである
このアロンの杖はアーモンドの木でできていたという
※http://karakusamon.com/almond.html
因みに
アーモンドは日本では気候が合わなくて普及しなかったというのは残念

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