猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

「ローラーとバイオリン」

どうしてこれを借りたのかな〜〜と思いながら、この46分の短編を見ていました
〔リストに入れてから時間がたっていたし、リストの三番目までのものでもない〕
この際、各国のを見ようと思っていれたたのかな?映画の初心?ロシア!

タルコフスキーの映画大学の卒業製作で、同窓のコンチャロフスキーが脚本を共同で書いている。バイオリンの練習が嫌でしようがない少年が家を抜け出し、工事現場でさぼっているとローラー乗りの青年と親しくなり、機械に乗せてもらううちに、空想に浸って愉快な体験をする。

いや、さぼっていませんよ、いやだとも思っていない。空想に浸ってもいない。全然そんな話ではない。
遊んでいる子どもたち(悪童)にいじめられながら、ネクタイ締めてバイオリンのレッスンにしっかり行った帰りの話です。
厳しい先生で、自分の前にレッスンを受けた子は泣きながら出てきておかぁさんと一緒にかえるのだけれど、
彼はひとりで涙をこらえてかえる(今7歳で、5歳からバイオリンのレッスンを受けている)
悪童たちから救ってくれた工事現場のローラー仕事のハンサムな「青年」にローラーに乗せてもらったりする・・
バイオリンをローラーのところにおいて、その青年と散歩したりしている間に 
悪童たちはバイオリンを見つけて、いたずらしよう(?)とケースをあけるのだが・・
しかし何事かに感じいったかように、楽器を壊すようなことはしない・・
後で、青年に請われてバイオリンを弾いてあげるのだけれど、彼は共鳴のよい場所を探してから演奏する・・・
母親が留守でも演奏の宿題もしっかりやっている・・
小さいが彼は教育を受けた音楽家である・・

母親は青年と遊んで油っぽい手を見てしかり、その夕方、映画を見るという約束を破らせる・・

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目次読書から・・・
http://bookshelf.karakusamon.com/2015/orality.html