猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

薬師寺

山田法胤さんの『薬師寺』という本を読んでいて、笑ってしまった
・・・『薬師寺』高田好胤共著、学生社、1980
いやぁ(ごめんなさい!!??)
こんなすばらしい本で笑うとは、いかん遺憾

でもね、
薬師如来の前で、南無阿弥陀仏と祈る人を見て、苦い思いをするお坊さん・・・って
そういう、状況って・・
なんか・・いきなりちぐはぐで笑ってしまったわけ
普通の人のすなおな信仰心・・

それにしても、薬師寺の写経会館というのはすごいものでした〜
今でも 東塔解体修繕工事のため・・とかとか
薬師寺、立派に、現役ですね・・・・・・

それから、『平山郁夫と玄奘三蔵法師物語』という本も読んだ(一気に)
ここでは二人の生涯を類比しているが、
感動的であった
また お隣の唐招提寺の御影堂にも行きたいので行くつもり  

1961年の作品『入涅槃幻想』(東京国立近代美術館蔵)の絵ハガキは
家でも、ちびクマと一緒に故人の写真の横に飾ってある

対偶に「スターウォーズ」があるというのは〜〜(笑)
これまた申し訳ないこと??かもだが
故人もこの映画を、見たかったはずと思うので
私的には問題ないと思う〜〜〜〜
 

あと 小川光三写真の『魅惑の仏像 薬師三尊』
薬師如来坐像の台座(国宝)と、仏の足の瑞祥文とか,これもじっくり見たいもの
この本には西村公朝さんの絵もあって すごい、
美術的、文化的な見方で申し訳ないとは思うが

あと、塔の「もこし」の、こしという字を思い出せなくて、
裳腰とメモしてしまって、これも苦笑いである 
それは、きざはしで,「階」であったか・・
「竜宮城造り」というそうだ
天武天皇と妻の持統天皇の愛情を言うのはいいけれど、
それを塔の裳階のつくりになぞらえるのは、物語りすぎて、どうかと思うが

あと、NHKのビデオ『白鳳伽藍と至宝』というのも見ました

とにかく、なぜ、これほどの数の国宝があるのに、
昭和51年まで、ほとんど東塔しかない状態だったのかというのが
疑問だが、
非常に焼かれた事が多かった(興福寺の大衆に焼かれたり、筒井が2回も)ということがわかった

「豊臣家の庇護が厚かったということで徳川幕府から圧迫を受けた」ともいうが、
しかし、年表をみると、徳川家康は寺領を寄進しているようだ・・
とにかく、地震・台風の被害も多かったようだ・・
写経勧進で、ふっこうできてよかったですね・・西ノ京駅からいって、
どうやら裏門から入ってしまったかな?
南大門も神社も見ていなかったみたい
また今度〜〜

カレンダー2016 ミニカレンダー 仏像 (ヤマケイカレンダー2016)

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薬師寺 ~白鳳の大伽藍と至宝~ [DVD]

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おまけ:もと薬師寺跡@2013年9月6日
(本薬師寺と書いて「もとやくしじ」とよむらしいが 碑には元と書いてある)
 
今はホテイソウの広がる休耕田←繁殖危惧種?

http://www.kasugano.com/kankou/autumn/motoyakushiji.html

東大寺別院、新薬師寺(747 BY聖武天皇・光明皇后)という名の寺もあり、十二神将も好きだが、

新薬師寺の<新>は「新しい」ではなく、「あらたかな」という意味。

という解説をいくつかのサイトでみかけたが、それはどうか?
「新」という字にそういう意味はないはずだ?

新は神によってことをあたらにする意
新木を伐るとき、木を選ぶのに矢を放ち、辛(はり)をうつなどをする選木の儀礼があって、神に供すべきものを定めた
新とは新死者のための神位・位牌を作るために、針をうって選んだ木を斧で切り出すことをいい、その神位を持って祭られるものを親という。
〔説文解字〕では「木を取るなり」とあり、薪の義と解しているようである。卜辞の語は(中略)、これを薪に用いた例はない。
親の字形はその神位を拝する形である。
(『字統』)

あらたし(新)
「生(あ)る」「顕(あ)る」と同根の語であろう。
あるいは生成し、あるいは顕現するものに対する感情を言う。
「あらたむ」「あらたまる」とも関係があり、それには、「変」「更」「改」「革」などの字を用いる。
「あらた」は初生、「あらたまる」系統のものは変革・復活の意を含み、いくたかごいにことなるところがあるようである。
『字訓』

この古語辞典、当然「あたらしい」はなく、
「あらたか」もない→http://dictionary.goo.ne.jp/jn/7208/meaning/m0u/

霊験あらたか:霊験灼か
神仏による効験が明らかに表れるさま。
http://www.shinyakushiji.or.jp/

とにかく、
西塔内陣釈迦四相像特別開扉
http://www.nara-yakushiji.com/guide/hotoke/hotoke_seito.html