猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

地図 3メートル

「遥かなる仏教の旅」松原哲明(1939- 2010)著wikipedia
 平成14年(2002)10月刊 写真:福島一嘉
 佼成出版社(HP佼成出版社松原哲明の部屋|龍源寺
現代の仏教者の信心とはどんなだろうと思って読んでみました
「陽は沈んで暗闇となり、陽は昇って闇をはらう。おのれの悩みを払い、人々の心を晴らせる仏陀の教えを伝えたい」
「生きた文殊になる」(臨済禅師)
「仏道を習うというは自己を習うなり」(正法眼蔵)
「仏陀の末席の弟子として」

旅が好きである
どんな旅がいいか(名物とかおいしいものを食べようとは思わない)
奥の細道、四国巡礼、西国巡礼、観音巡礼、名前のある三十三札所巡礼はほどんと終わった
高僧の足跡を訪ねる(中国で追跡した)

中国仏教の旅〈第1集〉北京・太原・西安・洛陽 (1980年)

中国仏教の旅〈第1集〉北京・太原・西安・洛陽 (1980年)

そして、今回
玄奘三蔵法師のインドに経典を取りに出かけられた道を追跡
(中国、シルクロード、インドを車で)
仏教伝来の旅は著者23年のテーマ

『法顕伝』通りのルートで
求法の道の概略、大地図をガムテープでつないだら、3メートルになってしまった
いわゆる仏陀の仏教東漸の道を一人で体験する
初めから全部やろうと考えないで
1979年2月25日〜
インド、ガンダーラからシルクロード、砂漠を越えて中国、韓国、
五大聖地とネパール、パキスタン仏教美術と歴史、中国・シルクロード・天山山脈を越えて、河西回廊、中国仏教聖山━普陀山・天台山・禅宗五山
シルクロードは仏陀の道、しして、イスラム教による廃仏の道

敦煌の莫高窟158の仏陀の涅槃像:去りがたい場所
鳩摩羅汁(344−413):『法華経』(仏陀入滅までの8年間に説かれたとされる、王経)翻訳
中国最古の仏教寺院:白馬寺
少林寺(蒿山):達磨大師(中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧)
中国天台宗の開祖:智邈(ちぎ 538−597)
韓国仏教美術の至宝 石窟庵の釈迦如来像(慶州)
「君看ずや 双眼の色 語らざるは憂いなきに似たり」(白隠 1685−1768)
「花無心にして 蝶を招き云々」(良寛 1758−1831)

仏教文化事典

仏教文化事典

机上の地図整理

そういうわけで!?
シルクロードの果ての奈良である
別室の机上の地図である

・・・歩くお伴がたくさんありました・・・(後ろのケース、3ケースとも地図入れ)