猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

「異質な対象に触れて、私たちは己自身を知る」

今日は祝日・・旅行ガイドブックで、主に食べる関係を中心に見てました・・
いや、目的地はかの(グルメの?)イタリアだけれど、ガイドに有るように、これを食べに行く!ということではなくて、
エネルギーは必要〜食べなきゃいけない〜、どうする?といった感覚で??
http://flora.karakusamon.com/italy/roman3.html
「異質な対象に触れて、私たちは己自身を知る」
ゲーテのイタリア紀行の一節だが、旅をしたのは1786年9月から1788年だったが、
編集したのは、妻が51歳でなくなった1816-17年であった・・
つまり、今年2017年は、ゲーテが紀行をまとめてからちょうど200年!というわけですね・・

今日はとにかく雪もちらつく一日であったが、図書館に行ったり
飲み薬をこっそり混ぜるための猫スープを買いに行ったり

小塩節さんが、最晩年のゲーテの詩と言って、挙げられている詩だが、
あれ??ホーフマンスタールの詩だと思っていましたが?

真夜中に こわごわと
少年の日のわたしは行かされた 墓地の径を、
牧師の館へ、またわが家へと。
なかぞらに輝く星はみなあまりに美しかった。
真夜中に。

それから人生の道はるかに進み、
恋する人のもとをたずねてゆくときは、
月かげと極光とわたしの頭上にきそい、
往き還る道に 胸いっぱい幸を吸った。
真夜中に。

いま満月の玲瓏たる光
老い路の闇に明るく差し込み、
思いは深くしかしかろやかに
来し方行く末楽しくめぐる。
真夜中に。

記憶の中では1連目はホーフマンスタールだけれど、3連目はやっぱりゲーテ〜〜
確かにホーフマンスタールだったら、寂寥というだろう・・