井上ひさしさんの娘さん本を読んだ
なんか名言集みたいな仕立てであったが、例の
むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをゆかいに、ゆかいなことをまじめに書くこと。
・・というのには続きがあって、
「まじめなことをだらしなく、だらしないことをまっすぐに、まっすぐなことをひかえめに、ひかえめなことをわくわくと、わくわくすることをさりげなく、さりげないことをはっきりと。」と続いているのだ。
常に裏と表があり、その両方を網羅してものを見ていたのだろか。
父は芸術というはっきりした言葉を使う人ではなかった。
しいて言えば、見えていながら見えていないもの、また見ようとしないと見えないものをはっきり見えるものとする、聞こえるものにすること。
「夜中の電話 父井上ひさしの最後の言葉」の第三章は「父を訪ねてボローニャへ」であった
サンタ・マリア・デッィラ・ヴィータ教会のピエタに会いに行ったとあり・・
http://4travel.jp/overseas/area/europe/italy/bologna/kankospot/10495086/
「なぜ父がボローニャを愛したか」ということで、3つ挙げられていることは、ご自分の興味の演劇関係の方に偏っていて、
ちょっと違う、と感じたが、
読み進んだ別のところに、ボローニャでピエタを見て「父はキリスト教の教えに色濃く洗脳された作家だと納得できた」とあったので、
そうだろう・・と・・それを抜かしてはダメ・・

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