イメージとか象徴とかって、見るほどに面白くって
「正義の女神」(ギリシア・ローマ神話)のあとの
7人いるはずの「美徳」の「女神」たち・・次は誰にしよう?
ワクワク♪
・・みたいなことを思っていたのだが・・
フェミニズムという「まずい」!?問題があった・・・
そこで中世の「女のイメージ」(14世紀から16世紀)に寄り道した
美徳と逆の悪徳を象徴する女性のイメージだ‥
ん~~一応見たので、つぎは自由の女神にしようよ!!
セーヌ河畔の女神に会いに行く予定だし・・・??
いや!?
美徳の女神というのは信仰、希望、慈愛、剛毅、正義、賢明、節制の7人でした
(キリスト教)
自由(の女神)はどこだ?
そのほか、忍耐、従順、服従、謙遜、貞潔、平和の場合も
・・ん~~これらの女神(女性像)を単独で取り上げることはなさそう・・?
それより、
悪徳の擬人像(女性)が中世の女のイメージと、どう重ならないかですかね‥
以下『世界シンボル事典』(ハンス・ビーダーマン1930‐1990)
悪徳を象徴する女性像:
傲慢(冠をかぶった女性、蝙蝠の翼をつけ笏を手にしてライオンにまたがっている女性)
嫉妬(犬にまたがる女性)→バロック期は胸をはだけて両腕で自分の首を絞める女性淫欲(豚や雄ヤギにまたがる女性 あるいは2本の尾を両手でつかむセイレーン)
以下は悪徳を象徴する男性像:
貪欲(あるいは吝嗇)金庫の上に腰かける男性 アナグマとともに描かれることが多い)
怠惰(ロバの上で居眠りする男性)
憤怒(自分の衣服を引き裂く男性または剣で戦う男性)
不信仰(偶像を前にした男性)
絶望(首を吊る男性→ユダ)愚行(石にかみつく男性)
臆病(野兎を恐れて逃げ出す男性)
バロック期からは
非難或いは中傷(棍棒を手にしたモモス神の姿)
欺瞞(蛇の身体とサソリの尾を持つ人間)
とにかく由緒正しげなギリシア神話の女神からは離れて行ってしまったので、
また戻ることとしたい
今日はこれにて
おまけ:ランチ会で見たアイアン・オブジェ