猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

英詩

川崎寿彦さん(1929-1989 60歳没)の本
ツンドク中であったが、

この連休中にやっつけようと思い

今朝少々読んで、

(「楽園のイングランド―パラダイスのパラダイム」(1991)

森のイングランド―ロビン・フッドからチャタレー夫人まで」)

解説の

島=庭の変奏

「島のパラダイム」ということで 

マシュー・アーノルドの詩を見ていた

(今アーノルドの詩集本は全然売られていないようだ!?)

 

www.poetryfoundation.org


われわれは人生の海の孤島であり 
とどろく海峡がお互いの間に横たわる  

 「マルグリートへ」 マシュー・アーノルド(1852)

 

この詩
はい!ではじまる

 

YES! in the sea of life enisl’d, 

With echoing straits between us thrown, 

Dotting the shoreless watery wild, 

We mortal millions live alone . 

The islands feel the enclasping flow, 

And then their endless bounds they know. 

 

 

なんのことかというと

no man is an island 

ジョン・ダン(John Donne, 1572- 1631 59歳没)への応答だという

『不意に発生する事態に関する瞑想(Devotions upon Emergent Occasions)』の中の17番(1624)

「誰がために鐘は鳴る(for whom the bell tolls)」および「なんぴとも一島嶼にてはあらず(no man is an island)」というフレーズで知られている

 

応答だという話・・・

この連休は

花壇の草取りチューリップの堀りあげと

「植物から見たヨーロッパの歴史」の論考かきもあり~