猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

『月日の残像』

山田太一さんの『月日の残像』というエッセイを読んでいる(013年刊)

何か、二十代から三十代にかけて、

「日記の代わりに読んだ本の抜き書きをノートにつけていた」・・ということで
「これでは日常生活はほとんどわからないが、何を読んでいたか、どんなことに共感、関心を抱いていたかはまぁわかる」・・と

ちょっと挙げられていた箇所が

「要するに僕たちは自分にできることしかしていないんですよ。あなたはあなたの勇気で、僕は僕の臆病さでね、それが大事なことですよ」
「ええ、そうですわね。でも、なぜ臆病にはこんなに魅力があり、勇気には魅力が乏しいのでしょう」(マルグリット・デュラス『辻公園』三輪秀彦訳)

 これは意表をつかれたのだと思う。「あ、こういうのが作家だよなぁ」と陰気に喜んだのだと思う。

 

ふ~んん~~~~

アンデスマ氏の午後/辻公園

アンデスマ氏の午後/辻公園

 

フェルナンド・ぺソアという詩人の

どしどし「それを言っちゃおしまいよ」というような言葉が出てくるのが魅力で

読んで揺さぶられる楽しみとかの話

ふ~んん~~~~とよんでいるのであるが

なにかしんみりきますね残像とは‥

今日は台風の前日大雨・・

これはおいて、

「ヴァンパイア・ダイアリー」を見始めた

 

月日の残像 (新潮文庫)

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ヴァンパイア・ダイアリーズ〈ファースト・シーズン〉 セット1 [DVD]

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