「引退したらやってみようと思っていたこと」ということで養老孟司さんの
この5月刊の『身体巡礼』
平易な語り口で面白い(やがて悲しい?)
心臓崇拝の聖堂なんてロマネスクにでは出てこない
http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhito/high/high221.html
http://kino-ko.tea-nifty.com/tea_time/2014/01/post-2f65.html
「アウグスティーナー教会」 (Augustinerkirche) の 「ロレット礼拝堂」 (Loretokapelle)
「カプツィーナー教会」 (Kapzinerkirche)から「カプチーノ」ということば(Wikipedia)が出たとは・・
"Wien - Kapuzinergruft, Maria-Theresia-Gruft (2)" by Bwag - 投稿者自身による作品. Licensed under CC-BY-SA-3.0-at via Wikimedia Commons.
マリア・テレジアの棺だが、題字の背景の目を布で覆っている女性像・・謎めいて魅力的
本の表紙のセドレツ納骨堂(Wikipedia)の骨の装飾には驚いた
「どこの馬の骨」であるといいうのはほんとに文化が違う・・
骨が溶けない、乾いた文明である・・・と
- 作者: 養老孟司
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その前に『学問との格闘』
君子の三楽のひとつは「天下の英才を得てこれを教育すること」だが、
天下の英才を得て教育されたと言っておられる日経サイエンスの書で(1999年刊)で
科学とは今ではだれでも関わることができる大切な人間活動である
初めの「謎に満ちたネアンデルタール人」(形質人類学 奈良貴史)から
精神医学(崎尾英子)までつきあった後で、
そちらでは
女の方が血の巡りがよいという話に笑ったり、
文化系の人が脳に興味を持つようになったのはいいことという話になるほどと思ったり、
遺伝子という言葉より、中国語の生成子という語の方がよいという話とか
人々は物事を単純な因果関係でとらえると「分かった」と思う、という話とかいろいろ面白い
- 作者: 日経サイエンス,日経サイエンス社=
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ネアンデルタール人類のなぞ (岩波ジュニア新書 (451))
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ヒトはなぜ難産なのか――お産からみる人類進化 (岩波科学ライブラリー)
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