猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

サクラといえば…ウカレル

nekoatama2007-04-04

サクラの歌人といえば西行
西行といえば 浮かれる心
すなわちお出かけ〜〜(違う)

西行庵を訪ねた写真はこちらに出しています
http://plaza.rakuten.co.jp/gardenclub/diary/200704040000/
(花と猫話の楽天アフリエイトブログ…)

ここでは本の話を(^_^;;
私の西行イメージは小林秀雄から来ています(高橋英夫さんのも白川正子のもそっちからだと思います)
それとは別に(!?)大岡信さんのは尊敬していた窪田空穂の長男窪田章一郎さんからかな
吉本隆明さんのもあり井上靖さんのもあり、およそ西行について何も書かなかった文学者っていないのでは…
…そして、憂愁のいや憂いありの有愁歌人というので決まりだと思うけれど。(断言?)
春の大片付けをしないと本が出てきません…m(。_。)m


西行記念館は一年中開館しているのではなくて春は4月1日から5月10日まで。
だから臨終の日(3月23日)にこだわって行かなくて良かったということになります。

頭に残っているのは


風になびく富士の煙の空に消えて
 ゆくへも知らぬわが思いかな

世の中を 捨てて捨てえぬ 心地して
 都離れぬ 我が身なりけり

花見ればそのいはれとはなけれども
  心のうちぞ苦しかりける

さびしさに堪へたる人のまたもあれ
  庵ならべむ冬の山里


PS『小林秀雄の思ひ出』郡司勝義さんが亡くなりましたね。合掌   i~∧(-.-)


サイト紹介:
http://sanka05.web.infoseek.co.jp/index.html

本紹介:

[rakuten:book:10238063:detail]

山家集  新潮日本古典集成 第49回

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西行・山家集 (学研M文庫)

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おーい ぽぽんた (福音館の単行本)

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対訳・折々のうた

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