猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

猫に名言


いやぁ〜そこに座ってくれますか^^;

座右版『中国古典名言辞典』が来ました
大きいのではにぃさん座り心地が良いですか〜〜
文字も大きい(..)
序に書いてあるのだけれど
「この忙しい世に、しかも読書力の一般的に低下している今日、多くの人々に多くの古典を読めよと言って奨(すす)めることには無理がある。」
・・と諸橋さんが書かれたのは昭和47年の秋10月だったのですね・・(44年前にして、すでに「読書力の低下」ということであるから、いまとなったらもう、どういうことに?・・と思いつつ)
「我が国漢学の最盛期と言われる徳川時代でも、普通一般の知識人の読んだものは此の程度(30種)ではあるまいか」、ということだが、
第一部が『論語』以下のそれ(30種)で、第二部は歴史書、第三部が雑書
さっそく、『論語』のところを見てみた

『論語』は日本人が最初に手にした書物
百済の博士王仁(わに)によって日本に『論語』が伝えられたのは、西暦285年
日本最古の書『古事記』ができたのが712年であるから、それに先立つ427年前である

(孔子は紀元前5世紀の人 『論語』を編集したのは直門の曾子や有子に続く学統の人々)
怪力乱神
かい、りょく、らん、しんだ
こういうふりがなをしてくれている本はあったろうか?
「かいりきらんしん」だと思いこんだままだったりして^^;

座右版 中国古典名言事典

座右版 中国古典名言事典

女(なんじ)は画(かぎ)れり
・・お前は、やってみもしないで、自分に見切りをつけている。それではダメだ。

ここ、子曰、、力不足者、中道而廃、今女画。の中の、二字だけの話ですね
励まし!

言未だ之に及ばずしていう、之をという
言之に及びて言わざる、之をという
未だ顔色を見ずして言う、之を瞽(こ)という

戒め!

少之時(若き時)は、血気未だ定まらず、(理性による感情の制御が難しい)これを戒しむることにあり。(特に色欲については自戒しなければならない)
壮年の人は、血気まさに剛(自己主張が強くなり)、これを戒むることうにあり。(他人との戦いの激化を避けがたい。これに注意することがその期の人の戒めである。)
老年期に入ると、人は安逸、権勢、名誉欲ばかりが多くなる。これを戒しむること(う)るにあり。この時期においては、この種の過大な欲望を自戒すべきである。

色々あるけど、[女子と小人は養い難し]とものたまったわけね(笑)
ついで『孟子』の方だけれど
「孔子の学統は曾子に伝わり、曾子の学統は孔子の孫=子思に伝わり、その子思の門人の教えを受けたのが孟子である」、と説明がありました
知らなかったですね〜Wikipedia
こちらにもよく聞く言葉が沢山・・「惻隠の心は仁の端なり
あとの書にも、四字熟語にもなっている拳拳服膺とかいろいろ・・
猫に名言、いや猫頭に名言集は落ち着く、ということで〜〜