猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

「あそび」(日本語)

ミニミニ読書会 2 
日本語における遊びの表現(ホイジンガ「中世の秋」)

日本語の遊びは一方では娯楽、暇つぶし、気晴らしなどという緊張の緩みを意味するが、同時に
逆に何かを徹底的に行するという意味もある

中世の秋〈1〉 (中公クラシックス)

中世の秋〈1〉 (中公クラシックス)


広辞苑
遊ぶ

日常的な生活から心身を解放し、別天地に身をゆだねる意


外国語の遊ぶはプレー(なにか動作すること 個人として得られる肉体の運動)
個人が刺激や快楽を得て、自分の身体を充実させること
日本語… 
自分を抜け出す、自分を捨ててしまうところに遊びがあるという考え

ささやかな気晴らしや無為と、すべてをすててくいない純粋な行動エネルギーと
 
遊びに込められた日本人の二面性

ハンドルの遊び…ゆるみをもあたせておく やくにたたないこと、なにもしないこと
(ファジーの理論)
外遊、遊学…師匠について勉強、修業する

敬語 何々あそばせ
自主的に気ままに自分の思うようにすること

遊び…自由
日常性をどんどん突き破っていくと遊びがすさびになる
すさび すさまじい 風流、風狂
すさむ