猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

絵解き

絵解きということばでアマゾンを検索するといろいろありますね

絵解き中世のヨーロッパ

絵解き中世のヨーロッパ

「絵解き中世のヨーロッパ」いうこの本を読了
フランソワ・イシェ/著  蔵持不三也Wikipedia/訳
原書房 2003年12月刊

中世ヨーロッパの社会を形作っていた聖職者、戦士(騎士=貴族)、庶民(農民・職人・商人)の三階層の姿と様々な出来事を絵画から読み解き、精緻なカラー図版とともに生き生きとした形で、具体的に浮き彫りにする。

この三階層というのを
別の言葉でやってくれているのがいいですね
戦う人、祈る人、働く人・・でした
著者は歴史家なので
ばらばらなものを時系列で整理してくれる
この場合
修道院の起こりなど・・
5世紀の、孤独というギリシア語「モナコス」を語源とする修道院制度(=モナシスム)が
弧でも独でもない、「共に住む」修道生活であり
12世紀の
クリニュー派修道院(黒衣修道士)とシトー派修道院(白衣修道士)の対立と非難合戦が
世論の不信を呼び
13世紀に、使徒的生活を「まねぶ」都市的托鉢修道会が盛んになったものの
寄進による富と清貧の理念は解決困難なパラドックスへむかい
異端というチュルリュパンというフランス語は現在は「道化師」を意味するという・・というような

中世の人が「中世」ということばをつくったという
ぺトラルカ(1304-74)とその周辺の人文学者の語という

・・「中世は存在しない」イマジネールとしてのみある、という話・・


世界の根源―先史絵画・神話・記号 (1985年)

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図説 キリスト教文化事典

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