plastic wordという言葉だが・・
- 作者: ウヴェペルクゼン,Uwe P¨orksen,糟谷啓介
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2007/09/01
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〔学芸総合誌・季刊〕 環 Vol.38(2009 Summer) 【特集】「プラスチック・ワード」とは何か (環 ― 歴史・環境・文明)
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2009/07/27
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糟谷 啓介訳は2007
http://www.uwe-poerksen.de/
「発展」「情報」など、おもちゃのブロックのように簡単に組み合わせて使えて勝手はよいが、空虚で人々の考え方を縛るような単語
いま、国境を越えて蔓延し、日常言語を侵しつつある、ある種のことばの集まり。
「発展」「コミュニケーション」「近代化」「情報」など、ブロックのように自由に組み合わせて、一見意味ありげな文を製造できることば。メディアの言説や政治家の発言、そして日常会話にまで侵入しているこのことばの不気味な蔓延を初めて指摘した話題の書
組み合わせが容易で文章を自在に生みだすが、具体的文脈のなかで意味を特定できない。インフォメーション・サービス・近代化・発展・問題・価値・機能・プロセス・ニーズ・・・・・・・(Kotobank)
これとバズワードbuzzwordということばだが、そちらは
一見、説得力のある言葉のように見えて、実は定義や意味があいまいなキーワードのこと。
コンピューター分野でのバズワードとして有名なのは、「ユビキタス」、「クラウドコンピューティング」、「Web2.0」など。コンピューター分野以外では、「人間力」、「複雑系」、「マルチメディア」などもバズワードだと言われている。(kotobank)
この「おもちゃのブロック」に対し、「カセット効果」by柳父章さんの用語は、1976年のものなので
そちらの方が早い・・・
翻訳語において、言葉の意味がよく分かってなくても、何となく通用してしまう効果のこと。翻訳語が、原語の意味理解ではなく、誤解を含んだ新しいイメージとして普及していくさまを評したもの。カセットは「宝石箱」のことであり、箱の中の宝石が分からなくても、箱の外観だけで人を魅惑できることに由来。(はてな keywaord)
http://www.arsvi.com/b1900/7608ya.htm
http://www.honyaku-tsushin.net/ts/kenkyu6.html
「術語控」
これに関連しては、別に「術語控え帖(はてなブログ)」を追加します
(ほぼ一年後、2015年2月の追記)
http://nekoatama.hatenadiary.jp/