猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

リューゼツランとテキーラ

WIPO(国際知的財産権機構)のHPを見ていたら、リューゼツランとテキーラの事例紹介がありました
http://hana.karakusamon.com/ryuzeturan.html#WIPO

「生物多様性(biodiversity)」というものを、環境保護的なもの、生態学・生物学・植物学的なものと思っていましたら、
どうもそう単純ではないらしいですねぇ・・
ちなみに世界遺産といわれても、指定の栄誉的なものが前面に感じられていたのですが・・・

1992年の地球サミットでの「生物多様性条約(CBD)」は、「枠組み」であり、新たな南北問題が発生し、議論の最中という・・(米国が締結しない条約)

もともとCBDは「生物多様性の最大の価値は環境保全にある」とする自然環境保護グループにより提唱されたものであり、遺伝資源としての価値は生物多様性の価値そのものを高めて途上国側を納得させるための方便にすぎなかった 
http://www2.odn.ne.jp/had26900/shokubutsu_no_bunrui/about_biodiversity.htm

1.生物多様性の保全(preservation of biodiversity)
2.生物多様性の持続的利用(sustainable development of biodiversity)
3.遺伝資源としての生物多様性から得られる利益分配(sharing of benefits obtained from biodiversity)

経済的な価値を持つ製品(食品・薬品・化粧品など)を生み出す資源の供給源として生物多様性は重要である。この生物資源管理という概念は、生物多様性の衰退に伴う資源喪失の危惧と関連してくる。生物多様性を資源とみなす考え方は、天然資源の分配・割当のルールに関する新しい衝突を引き起こす元にもなっている。(Wikipedia)

「環境用語集」にもバイオ・パイラシーという語がある・・
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/jp/green_navigation/0039.html

バイオパイラシー―グローバル化による生命と文化の略奪

バイオパイラシー―グローバル化による生命と文化の略奪

生物多様性の保護か、生命の収奪か

生物多様性の保護か、生命の収奪か

保全・・・

※知的所有権と「南北問題」http://globe.asahi.com/feature/090727/memo/02.html

世界貿易機関(WTO)は、TRIPS協定で特許権など知的財産権の基準を規定。猶予期間を経て医薬品の特許法制を先進国並みにそろえることがWTO加盟国の義務になった。
だが、人々の健康と命を守るという医薬品の公共性は、製薬会社の利益を守る知的財産権と緊張関係をはらむ。それが露呈したのがエイズ薬問題だ。