猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

龍の口

昨日ちょっと出した洞川の昔話の立札の

龍泉寺の龍の口伝説

 むかし、龍泉寺で働いていた夫婦に男の子ができた。
 しかし、自分が白蛇の化身であることを知られた母親は、
 乳の代わりに片方の目を与えて姿を消した。
 その目がなくなると、再び、龍の口から姿を現し。もう片方の
 目を与えた。
 そして、朝に六っ、暮れに七っの鐘を合図に乳を飲ませに
 参ります、といって泉に消えた。
  今でも、龍の口の泉は、枯れることなく大峰山修験者の
 清めの水となっている。

http://tsukisitau.exblog.jp/6723976/
龍の子太郎みたいですね
でも白蛇だし「龍の口」から現れる・・・?


ちなみに龍口=堰の水の出口(by笹間良彦「龍とドラゴンの世界」)
龍にさんずいで瀧・・・

龍(蛇)も獅子(ライオン)も水の象徴であることは驚くべきだと思うのだが
八大龍王・・

古代の王 禹(by白川静「桂東雑記」)

禹の字は九(雌竜)と虫(竜)を組み合わせた形でもと竜系の洪水神

大洪水を起こす龍は川・水の神であり
この龍を鎮め河川を治めることによって中国古代の王は王たることを証明し、自らの王権のシンボルとして龍形を甲骨文で表わす(瓜坊進)

P48 (by笹間良彦「龍とドラゴンの世界」)

戦国時代になると、その蛇身は細身で流動的となり、唐草模様的な流麗さが見られる。
唐草模様が中近東あたりから流布した図案形式であるが、中国では戦国時代のこうした龍の線によく似ており、龍模様が抽象化されて唐草模様のようになったものもある。

図説龍とドラゴンの世界 (遊子館歴史選書 6)

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それにしてもちょっと焦りを感じています
この辺でシフトですね〜〜
http://www.karakusamon.com/ryumon.html
桂東雑記〈1〉

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漢字の世界〈1〉中国文化の原点 (平凡社ライブラリー)

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中国古代の文化 (講談社学術文庫)

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中国の神話 (中公文庫BIBLIO)

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