猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

BOYHOOD

『6才のボクが、大人になるまで。』という邦題の映画をDVDで視聴
見終わった後、少しぼんやりと余韻に浸っていると
そういう設定にしてあったのか、
またはじめから始まったので・・そのまま
何と165分の映画を2回続けてみて、
きょうはもう5時間半これに浸っていたわけだ・・

空を見上げているかわいい6歳の時に始まり・・

6才のボクが、大人になるまで。 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

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最後は大学のオリエンテーションをルームメイトとさぼって山のキャンプ場で
新しい希望と「普通を演じなくてもよい」生活が始まるところで・・

鋭い感受性の少年
写真家になるために美術系の大学に入るようだが
家を出るとき、
初めて撮ったものだからこそ捨てたい写真を
「支離滅裂」な母親がまた荷物に入れていたいうシーン

子育て終了・・
あっけない、もっと長いかと思っていた・・と母親は
ここに来て初めて感傷的にいう・・
23歳でいきなり母親になり、あと残っているイベントは、私の葬式だけだ・・なんて風にね・・
これからは自由で、休みたい、本を書くのだ・・とか言っていたのに、
出ていく息子に、
覚悟していたけれどやっぱりあなたは浮かれ過ぎだと・・

この映画アカデミー賞を取ったのは、その母親役パトリシア・アークエット:助演女優賞
なるほど

人にどう思われるかが気になるとか、
周りに指図されるとムカつくとか・・そうそう・・それが思春期Boyhood
でも母親が、ユニーク(「支離滅裂」)だったんですよね、
よい仕事を得るためにシングルマザーで子ども二人かかえて大学に入り直すとか
2度も離婚するとか
父親もユニークで(ミュージシャン→アラスカ→保険会社 再婚)、愛情豊かで、いいけど・・・

チャード・リンクレイター監督の作り方の話はしないでおくhttp://www.cinematoday.jp/page/N0067529
『ビフォア』シリーズも残酷な傑作・・

最後に女の子がいう
よく、一瞬を逃がすなというけれど、逆だと思う、一瞬は私たちを逃がさない・・