猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

今日の言葉言葉言葉

nekoatama2010-12-13

http://www.nhk.or.jp/cooljapan/previous/index_1010to12.html
Language ニッポンの言葉・・というタイトルで、
日本語の難しさについてであった・・

COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン「ことば」
外国人から難しいと言われることの多い日本語。料理の名前や映画のタイトルはセンスがいいとほめられ、オノマトペは人気を集めた。外国人の感性で日本語のクールを探る。
今回のテーマは「ことば」。日本語を学ぶ外国人に聞くと、日本語は世界でも難しい言葉らしい。「わたし」「ぼく」「おれ」などの人称代名詞や、モノを数える時に使う助数詞の多さ、漢字の存在などを理由に挙げる。一方で、料理の名前や映画のタイトルに見られる、イメージが豊かで風流を大切にする日本人の感覚は評価された。「バンバン」「ガンガン」などのオノマトペも評判がいい。外国人の感性で、日本語の“クール”を探る。
出演
【司会】鴻上尚史,リサ・ステッグマイヤー 

難しさのベスト(?)3は

  1. 文字の種類が多い
  2. 数え方(助数詞)の種類が多い
  3. 人称代名詞が多い(使い分けが難しい)

これに関連してロシアの文字だが・・アルファベットは33字で発音と同じ・・これはいいよね
日本人の英語へのトラウマは「・・でスペルはどう書くの?」と
その逆で、「・・でどう発音するの?」

読み書きがなければ日本語は楽な言葉という・・
カタカナ語・・本来はゲレンデ=地形 ボンベ=爆弾という意味だそう
発音もホテル、コーヒー、アイロンなど違う
漢字が読めないし、たとえば、あれもこれもすし
・・寿司と鮨・・とはこれ如何に・・だそう

助数詞についての、言葉は文化そのものという中村伊知哉さんの解説(面白い)
分類を入れ、できるだけ情報をいれているのである
学ぶ側でなく使う側とすれば多いのは良い(ドイツ人の意見)
船の数え方・・一艘、一隻、一艇
兎の数え方・・鳥と同じ理由は、仏教で肉食が禁じられていたので鳥ということにした
(1羽2羽と数える理由)

人称代名詞は古代中国ではいろいろあったが、現在は
我(わたし)と你(きみ)のみ
ロシアでは、年上には複数形を使う(「あなた」でなく「あなたがた」)
また、苗字が男と女は違う(例:男=イワノフ、女=イワノヴァ)

映画で邦題をつける意味・・
アメリカは主人公の名前がタイトルのことが多く、内容が想像できない
(アメリカ人・・内容を語ってしまうのはどうなのか)
作品のターゲットをしぼって、日本独自で付ける(ポジティブなタイトルに)
80年の歴史(「天井桟敷の人々」とか「大人は分かってくれない」・・とか「氷の微笑」とか)
(直訳のタイトルに副題を付ける形とかでなく、カタカナで原題が多くなってきている)

日本の料理名・・言葉遊びが入っている  でも、親子丼はノー!
フランスでは、料理の名前は一種でも、「〜風」として高く売りつける
英語では、食べ物を動物の名前で呼ばない(カウとビーフ)
ロシアでは調理法が料理の名前
自然やイメージを大事にするネーミング

汚い言葉の語彙が少ない
(性的、排泄系・・外国は多い)
オノマトペ・・
形容詞が多い英語は擬音でなく言葉になることが多い
2回繰り返す
これが ことばの「ベスト・オブ・クール」であった・・