猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

春の嵐のいろいろ

今週のお題「春の嵐」
『春の嵐』は池波正太郎ではなく
ヘッセでしょうが、
原題は
女性の名前なのだ・・
1910年の33歳の時の作品で、「車輪の下」はその2年前
「一人の懐かしい女性の名前」を冠したこの小説が、
どうして「春の嵐」と訳されたのか分からない・・
あらかじめ考えるような、
「ゲルトルート」はそり遊びをした初恋の人の名前ではないし
語り手の事故の原因となったそれはもちろん冬のことだし、
ゲルトルートの夫となった音楽家(オペラの歌手)が自殺したのも晩秋・・

う〜〜ん・・・

最後のページに
「彼女は自分の春を、失楽園のようにではなく、かっての旅の日にみた遠い谷のように見ているのだと私は思う。」とあった・・

そういうことか?

私は青春時代をとがめようとは思わない。なぜなら、青春はすべての夢の中で輝かしい歌のようにひびき、青春が現実であった時ときよりも、いまは一段と清純な調子で響くのだから。(高橋健二訳)


春の嵐―ゲルトルート (新潮文庫)

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春の嵐 (新潮文庫―剣客商売)

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月刊ガラスの仮面 第2号 春の嵐

月刊ガラスの仮面 第2号 春の嵐


今日のニュース
http://www.afpbb.com/articles/-/3012367

イエス・キリスト(Jesus Christ)の「妻」に関する記述が含まれる古いパピルス紙片を科学的に分析した結果、これが近代に捏造(ねつぞう)されたものではないことがわかった。

因みに今日現代社会学の本を読んでいて

脱線で読もうと思ったのは

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

はてな日誌?
http://nekoatama.hatenablog.jp/entry/2014/04/11/213410