むすめに大学の図書館から
リーグルの例の「美術様式論」を借りてきてもらったのですが、
ずっしり重たげ
お〜〜〜
ドラクンクルス ウルガリス Dracunculus Vulgarisの一語があるではありませんか
この5月にはじめて見た奴です↓
http://hana.karakusamon.com/dracunclus.html
260ページですが、ある学者(ヤコブシュタール)が
アビドス出土の王冠飾り(第123図)の
唐草の両端についているモチーフを「ギリシア土産の植物Dracunculus Vulgarisに推定した」とあります
(ちなみにこの版は1970年3月刊の新版で 値段は2800円とあります(=_=;)
いやぁこれはこれは…
リーグルはこの説を否定しています。
それにしても、某書がリーグルを引用しながら 出していないのが意外な
撒水(さんすい)パルメットの出現という言葉が(p233第110図)あり、
これが唐草文様に非常に重要なもののふたつのうちの一つとはっきりかかれている
=「二分割パルメット」へ
やっぱりリーグルはすごかったのだ
地間充填の法則は、半パルメット文様を必要なもののとして世界に持ち出した。
完全パルメットよりも一層重要で一層利用性が多く一層未来性に富んだもの
二つの半パルメットのシムメトりックな結合物
もう一つは「アカントス」なのだが
いやぁドキドキですね