猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

時間の神

昨日図書館で予約していた本を借りてきました

図書は、フランツ・キュモン『ミトラの密儀』小川英雄訳 平凡社(1993年)なんですが
さっそくざっと見ました

テーマはアイオーン(時間の神)で、アイオーンは「シストラムを持つ神」であるとも・・

初版1899年・・!
フランツ・キュモン(1868〜1947)

検索していたら

http://www.scribd.com/doc/3974851/Franz-Cumont-The-Mysteries-of-Mithra

THE MYSTERIES OF MITHRA by Franz Cumont[1903]がありました
(第2版)


http://www.sacred-texts.com/cla/mom/index.htm

上のものは本文に傍線があるのが楽しいデスよ(!?)

下のものの
フィレンツェのミトラ教クロノス像のあたりはここ
http://www.sacred-texts.com/cla/mom/mom07.htm


訳書の表紙と図版12の図像はこれとちがい人頭人身です

モーデナの彫像。山羊の脚を持つミトラ教クロノス。
錫杖と雷霆を手に持ち、火炎を発する卵殻の半分づつにはさまれている
胸部には魔𤸎宮、金牛宮、博要求の象徴が見え、
両肩から三日月が月出ている。
黄道十二宮が取り巻き、
四隅には四方位の風神

アイオンはAionと表記されており
口をあけている、とありますが


兎に角
カバー表紙は
蛇に巻かれた人頭人身
表紙カバー折り込み表 蛇に巻かれた獅子頭人身シルエット
表紙カバー折り込み裏 蛇に巻かれた獅子頭人身 翼があり、右手を挙げている 
裏表紙はこっち

Aion_mosaic_Glyptothek_Munich



図書にないフェルマースレンのも抜粋ですが、ありました
ネットはすごい
MITHRAS, THE SECRET GOD  by M.J. Vermaseren
http://www.american-buddha.com/lit.mithraismverma.htm

6の図29辺りが時間の神ですね
Mithraic Leontocephalus

http://www.ceisiwrserith.com/mith/whatismith.htm
Fig. 8

Some of the statues of him have holes through the back of his head to his open mouth, through which fire might presumably been blown.

口から火を吐くというのはちょっと(~_~;)


屋根裏の読書虫―今宵の書林の水先案内

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