「わらの犬」なのだが、
・・あの映画ではなくて
みすず書房の宗教思想の本で
http://www.msz.co.jp/book/detail/07490.html
古代中国の祭祀では、わらの犬を捧げ物にし、祭りが済んで用がなくなると、踏みつけられて捨てられた。「天地自然は非情であって、あらゆるものをわらの犬のようにあつかう」(老子)。
人間も、地球の平穏を乱せば容赦なく捨てられるだろう。地球にとって疫病になりはてた人類が滅びれば、この惑星はふたたび生き返る。
ジョン・グレイは、現代文明がキリスト教と科学技術の発展とを両輪にして疾駆してきた筋道を、糸をほぐすようにたどる。一神教が誕生して「進歩」や「歴史」の観念が生まれる前は、「時間」の感覚がどのように違ったか。
![わらの犬――地球に君臨する人間 わらの犬――地球に君臨する人間](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41woLBh702L._SL160_.jpg)
- 作者: ジョン・グレイ,池央耿
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
![わらの犬 [DVD] わらの犬 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51NJC6TTWTL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: JVCエンタテインメント
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: DVD
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
(Sam Peckinpah, 1925年2月21日 - 1984年12月28日)
59歳でおなくなりでしたか・・
なんでだったか「ゲッタウェイ」(スティーブ・マックイーンと
アリ・マッグローのもの)を、父母と3人で見た覚えが・・
それはともかく、「わらの犬」
Wikipediaではこう
『天と地は無常であり、無数の生き物をわらの犬として扱う。賢人は無情であり、人間たちをわらの犬として扱う』という老子の『語録』から引用したもの。
わらの犬は、“護身のために焼く、取るに足らない物”という意味。
「護身のために」とか、それは変・・!?
中国の祭儀における犬の犠牲(犬牲)の意味を捉えていない
中国では犬が犠牲にされることが多かった
漢字の成り立ちで
「器」の中にも本当は犬がいる(大ではない)
器は神事や祭事に使うもので、
「祝詞を入れるサイを四個並べて祈り、犬の血で清めた祭器、明器を器という」と
白川静の「字統」にあり
「犬牲」という言葉がある
これを本物の犬なくワラにしたら、犬にはめでたいと思うが、どうなの
なんにしろ、
この解釈では話は通じていないなと思った
(わからないなぁということ)