猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

森羅万象がお昼寝中

朝のマイページに表示されるYahoo!の占いにあったのですが、

いつもの行動パターンから離れて
マンネリを乗り越えたいとき。毎日の生活が代わり映えのないものに感じているのでは? 良い変化を期待するなら、いつもの行動パターンから離れてみることが有効です・・・

なんというか
マンネリと言うか、
新しい方が担当したことで、
「今までも素晴らしかった(80点は行けている?) でも 変わることでまた素晴らしい」
・・という感じがしたのですが

それはともかく
占いというと

神が占卜においておいて示した判断は、神が将来に向かてそれを実現する義務を負う。
そのためには文字に刻して残しておく必要がある

・・というのは新鮮です(白川静『文字遊心』p345漢字の思考)

そこでの、×についての話もかなり新鮮
古代ゲルマンの文字=ルーン文字 X(gebo)・・建物の屋根の印(おそらくは神聖な建物)
これがの字の中の×だし
日本でも神社の千木の形であると⇒ラーメン屋さんの「かみくら」の・・(笑)

「旬というのは時間を支配する神で、これも龍の形で、実態をもつものと考えられていた」
「神話的思考法が、古代文字の形象の中に現れる」という話

天地間の森羅万象を、具体的に形を与えて表現している

ここが面白い点です

ま、「森羅万象」という言葉にひさしぶりに遭遇して
この暑さに思いだすのは、
森羅万象が昼寝している・・といった詩人がいましたっけね、ってことですが

それとこれの類義語が「有象無象」となるとどうしても続けて「やから」がついてしまうな。しょうもない(笑)

文字遊心 (平凡社ライブラリー)

文字遊心 (平凡社ライブラリー)

甲骨文の世界―古代殷王朝の構造 (東洋文庫 204)

甲骨文の世界―古代殷王朝の構造 (東洋文庫 204)

甲骨文字の読み方 (講談社現代新書)

甲骨文字の読み方 (講談社現代新書)

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)


おまけ本:
◆まだたどり着いてない2冊

本当は危ない『論語』 (NHK出版新書)

本当は危ない『論語』 (NHK出版新書)

中国の妖怪 (岩波新書)

中国の妖怪 (岩波新書)

◆初版には「あれ」が出ているかと思って購入した(やはりありえない!)1冊
漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)

漢字―生い立ちとその背景 (岩波新書)

◆早くも予告の2014年カレンダー
白川静 漢字暦 2014 ([カレンダー])

白川静 漢字暦 2014 ([カレンダー])