猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

軽い本

『本日は大安なり』
うん、これは、いいんじゃないの。
読めました。(ホラーの怖いのは厭よ)
『聖なる怠け者の冒険』(森見登美彦)読んでいるところですが、
初期の夏目漱石を思わされる文体・・・

勉強の本

岩波の近代思想大系の「翻訳の思想」(1991年刊)に入る前に
岩波新書で、その編集のための丸山真男と加藤周一対談を
サッと読みました
『翻訳と日本の近代』ですけど、いろいろと面白いです
例えば幕末のベストセラーは福澤諭吉の『西洋事情』と
アメリカのホイートン(HenryWheaton)の『万国公法』だったというが、
中国語からの重訳で
重野安嗣訳『和訳万国公法』と堤殼士志(つつみこくしし)訳『万国公法訳義』とあり、後者では、
動物という語は不動産のこと
植物という語は動産(金銭)だったというのが面白い。

翻訳の思想 (日本近代思想大系)

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翻訳と日本の近代 (岩波新書)

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翻訳百年―外国文学と日本の近代

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近代日本の翻訳文化と日本語―翻訳王・森田思軒の功績

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英語で発見した日本の文学―古き良き日本語と、新しく面白い日本語

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