猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

情報学兼芸術学兼法学兼社会科学?

今日は昨日と対称的によい天気、洗濯日和
しかし、今日こそ、外はブリザードと思い、ベンキョウ〜〜すべし・・などなど
・・といいながら 「たむたむ部屋」の出席カードなど見ていたり〜(笑)
http://lex.juris.hokudai.ac.jp/~ytamura/card.htm

Lessig-Wales-20070615

恥ずかしながら、さっきまで、クリエィティブ・コモンズのローレンス・レッシグを
ローレンス・レッシングと読んでいました・・
ちなみに上の写真は私は《複製》せず、まさしく、ウィキメディアの写真を「使用」しているつもりです・・・
そこらへんのことが、イメージ研究に気になることで、課題でした・・・

とにかく、本日は、レッシグ教授の門下生の野口祐子さんの『デジタル時代の著作権』も、パラパラと・・
「著作権の大衆化―業界法からお茶の間法へ」
ムホウシキシュギへの批判、説得的であった
よくわからなかったカラオケ法理についても出ていました
第4章の章題は「ハリウッドが著作権の世界を動かす」!!

デジタル時代の著作権 (ちくま新書)

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『サウンド・オブ・ミュージック』で学ぶ欧米文化

『サウンド・オブ・ミュージック』で学ぶ欧米文化

  • 作者: 野口祐子,山口美知代,浅井学,青地伯水,出口菜摘,横道誠
  • 出版社/メーカー: 世界思想社
  • 発売日: 2010/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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世界の英語を映画で学ぶ

世界の英語を映画で学ぶ

                              
http://creativecommons.jp/weblog/2014/04/5084/

ソニー事件判決(1984年)の話が面白い(p095−p102)

ソニーのテレビ番組を録画できるビデオ録画機が映画会社から訴えられた(著作権の間接侵害?タイムシフティング)
→《非侵害となるような実質的な使用》をすることのできるものは、違法にならないという基準を打ち出した
→今や米国でも日本でも、映画館の上映収入よりもビデオグラムによる収入の方が多い
・・映画の採算にとってなくてはならない存在にまで育った
何が自分たちにとってプラスかということは、短期的には判断できない要素も多いことを示す例として、米国ではよく引き合いに出される

Wikipediaクリエイティブ・コモンズ

著作権を全て留保する"All rights reserved"と、いわゆるパブリックドメインである"No rights reserved"の中間の、"Some rights reserved"が、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが規定する領域である。

来年度は、メディア論を見てみよう〜〜と意欲的な気分になりました

それはともかくおまけですが、このサイトすごい・・http://wahooart.com/@/StanleySpencer
スタンリー・スペンサーの絵の見せ方!
このような、著作権の保護と利用・・・・・
「学ぶ」は「真似ぶ」であるという哲学が、野口祐子さんの本にもしっかり描かれていた。(p268)
囲い込みとオープンエンドという表現は
知的創造の循環、自己複製システム、オートポイエ―シスという考えとはちょっと違うのと、
より政治的な、アメリカのロビイストの活動によるWCTの設立とか、
2001年に始まるWikipediaがライセンス(GFDLからクリエィティブコモンスへ)の切り替えを行ったのが2009年であるとか、
より具体的な話もあり面白い・・
(しかしすでに4年前の本となっている)