猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

「単純拡大」

今日は一時停電です
 マンション共用部・・10時からエレベーターが動かないほか、ネット接続も1時間不可に。
(個人の部分は停電しないけど)
そこで、皆さま天気もよいし、散策に出るそう
こちらは午後の会議でしたね。その前に草取りと銀行・図書館などへ用足しに早めに出ます・・

その前に、昨日の某書店でのチェックを確認してみます



もうちょっと大っぴらにやりたかったかもですが
防犯カメラが写しているので、遠慮シタ(笑)

「歴史学の現在」は薄めの本でしたね〜〜
今、図書館で予約してますので(10冊)取りに行きます

歴史学の現在 古代オリエント

歴史学の現在 古代オリエント

  • 作者: 前田徹,山田雅道,山田重郎,川崎康司,小野哲,鵜木元尋
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 単行本
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山川出版社は「単純拡大教科書」とか頑張っていますよね
単純拡大とはよかった・・何しろこちら老眼鏡が必要(いやですね)
http://www.yamakawa.co.jp/


あと、荒川 紘さんの本というのはちゃんと読んでいなかったと思うけど・・
科学思想史の方がご専門とか

東と西の宇宙観 西洋篇

東と西の宇宙観 西洋篇

昨日読んでいた本は、「人類の記憶」(byアンリ・ド・サン=ブランカ)

なにしろ紀元前1万年と約8000年の間とされるナトゥーフ文化が出てくるのが、ようやく第7章になってからという本です

そこまでは「先史時代」というもののの発見というか・・
聖書では例の、最初の祖先から6000年という合計がもたらされていたということが、まずまえがきにありますが

人類の記憶は300万年前にさかのぼるのであるから、私たちは自分たちを十五万世代の相続者であるということができる。・・
地面の記憶が私たちに見出させるもの、それは幾千もの世代の長い苦しみの反映であり、またおそらくは若干の幸福の反映でもある。

・・というのは、ふむふむ(詩的ではあるけど許せるよね)

炭素測定法で
森が成立したのは紀元前1万年と約8000年の間であることがわかり、それがコナラであったと
そしてこの時期の様々な遺跡で小麦と大麦の花粉を見出し始めるという

そして「宿命的な」前3千年紀・・コナラの代わりにツゲの森に「戻り」
牧畜民の強力な諸文明が発達
斧のさやとなる鹿の角からの考察・・

原始時代の農耕は土壌から有機物を徐々に枯渇させ、人間はそれが可能になるや否や環境を損壊させた(p185)

それと、

女性の小像が新石器時代の大半を圧倒的に支配したのに対して、青銅器時代と鉄器時代に表現される神々がとりわけ男性であるという事実は、男性的価値の全くの新たな高揚を示している。つまり好戦的な価値観である。(p195)

旧石器時代及び中石器時代の一般に個別的な攻撃ののち、農民の時代になると、望むと望まざるとにかかわらず、諸集団間の敵意の最初のあらわれに立ちあうことになる(p208)

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